借金の支払いがもう無理だ…

借金の支払いがもう無理だとなった時、借金を債務整理で整理することができるわけですが、ただ一つ整理できないものもあります。
それは各種税金です。
自己破産に関するルールの基となる破産法にも租税請求権は免責されない旨が明記されています。

納税は国民の三大義務のひとつでもありますので、たとえ自己破産しても免れることはできません。
とは言え、自分の状況を役所で話して相談の上で分納を検討してもらう事はできます。

多くの場合、債務整理が原因で国内外の旅行が制限されたり引っ越しが制限されたりということはありません。
パスポートを取得する際も悪影響はありません。
と言っても、特例が1つだけあります。
と言うのは、自己破産の申立をしているただ中だけは、自分がどこにいるかをいつも裁判所に届けておかなければならず、転居や旅行をするには裁判所に許可してもらう必要があります。

免責が裁判所に認可された後であれば他の債務整理のように、縛られることはありません。
信用情報機関に記録された利用者の事故情報(いわゆるブラックリスト)の中からどれくらい経てば債務整理の情報が消えるかというと、どうやって債務整理をしたかで異なります。

債務整理をした方法が任意整理、個人再生、特定調整のうちのどれかなら大体完済から5年前後と見られます。
ですが、自己破産をしたなら裁判所から免責が下りてからおおよそ7年程度と思われます。
ただし、目安以外の何物でもないため、実際に確認するために信用情報機関の情報開示手続きをするとはっきりさせるには一番いいです。

債務整理を弁護士や司法書士に任せたいにも関わらず、経費を工面するのが困難であれば例えば法テラスの相談対応を受けてみるのはどうでしょうか。
法律についての問題なら、法テラスは頼れる公的機関になります。
料金不要で借金に関して相談を受けていたり、所得が低い方向けには民事法律扶助制度に基づいて、弁護士や司法書士への依頼に必要な経費を立て替え、少しずつ返済可能にしてくれます。

全ての債務整理は手続きを独力でこなす事も不可能ではありませんが、そのやり方が一筋縄ではいきません。
それに、任意整理の場合は債権者との直接的な交渉も入ってくるので、こちらが不慣れであることがわかれば厳しい交渉となることもありえます。
費用が求められますが、弁護士もしくは司法書士に請け負ってもらうのが首尾よく手続きを行うには一番です。
法テラスで費用面の相談を行う事も可能です。

債務整理の経験が一度でもあると、この先借金は全てNGというわけではありません。
ブラックリスト上の事故情報がなくなれば新しい借金ができる場合もあります。
だからと言って、任意整理中の身でさらに借りようとする事は決してしないでください。
第一借りられるとは考えにくいですし、担当弁護士ないし司法書士がその話を聞きつけた時には、担当を降りると言われかねません。

債務整理を行う方法はいくつかありますが、例えば任意整理と民事再生というものがあります。
何が違うかと言えば、元金を減らせるかどうかという点です。
任意整理では債権者と債務者の話し合いで将来利息がカットされた返済額を元に月々の返済をしていくもので、一般に借金の元金はそのままです。
その一方、民事再生の場合は裁判所に返済計画を提出することが求められ、認めてもらえた場合、元金が一部カットされ、残りを支払っていくことになります。

借金で手続きに困ったとき頼るところは、弁護士や司法書士に引き受けてもらえる法律事務所になるでしょう。
弁護士と司法書士はどちらも債務整理の案件を請け負うことができますが、司法書士の場合、任意整理や過払い金請求にあたっては140万円を超える合計額では受任資格が認められません。
絶対に140万円に満たないというケースならどちらでも結構ですが、超えるかもしれない時は無難に弁護士に依頼しておきましょう。

債務整理を任意整理で行うなら、交渉を受け入れない債権者もいます。
任意整理は間に司法が入ることなく債務者と債権者の間で交渉が行われて和解された返済額や期間によって返済していく方法です。
間に司法が入らないという事は、交渉を受け入れなくても債権者にとってなんら法的な義務違反にはならない訳です。
したがって、例えば返済歴がない等、誰が見ても債権者が不利と思われる状況では和解が成立しない事も考えられます。

出資法に基づき、昔は利息制限法の定めを超える利率での貸付が頻繁に見られました。
利率が利息制限法の上限から出資法の上限に収まっている貸付はグレーゾーン金利と呼ばれます。
今は利息制限法に定める上限以上の金利では違法な貸付です。

ですから、グレーゾーン金利での貸付を受けていた人であれば、債務整理をする事で払い過ぎとなっていた利息の返還請求ができる場合があります。
これがすなわち過払い金請求です。

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